皮脂や汗の分泌が多いTゾーンは、ニキビが発生しやすい場所です。背中もその一つで、繰り返し発生する背中ニキビに悩む人は多数います。ニキビができる原因はさまざまで、食生活の乱れや睡眠不足なども影響します。日常のストレスもホルモンバランスを乱し、肌トラブルの問題を引き起こします。
これらが複合し、過剰分泌された皮脂を排出しきれず、古い角質と混ざり、毛穴を塞いでしまいニキビが発生してしまうのです。繰り返し起こる背中ニキビは、重症化したり跡が残ったりとすることもありますので、皮膚科で早めに治療を受けるの大事です。背中ニキビの治療の多くは、処方された塗り薬を付けることになりますが、近年ではそれ以外の施術も行われるようになってきています。ケミカルピーリングは、フルーツ酸、サリチル酸などの薬液を塗り、硬くなった角質を溶かします。
この治療で、過剰な角質がなくなり、角栓が発生しにくくなります。また、肌のターンオーバーが活性化され、綺麗な皮膚に変わりやすくなります。イオン導入は、皮脂の過剰分泌を防ぐ働きがあるビタミンCなどの美肌成分を肌に浸透させることで、ニキビの予防や改善をします。この効果を高めるためには、行う前にケミカルピーリングを施す必要があります。
ホルモン療法は、女性ホルモンが含まれたピルや類似物質のイソフラボンを活用して、ニキビの発生を抑えるというものです。背中ニキビの発生原因に、ホルモンバランスの乱れがあります。男性ホルモンが活発化すると、皮脂分泌や角栓発生が促進され、ニキビが発生しやすくなります。そこで、女性ホルモンの働きが優位になるようにするのです。